遺影の話。

 

今月 運転免許証の更新である。

住んでいる町の警察署でも更新ができるが、後日受け取りだし運転免許証の写真を持参しなくてはならない。

仕事をしている時はこれらが煩わしくて、近隣の市の免許センターで更新していた。

今は時間が余るほどあるので 住まいに近い警察署ですることにした。

さて、証明写真をどこで撮ろうか。

今日は雪が降っていて、風もあり寒い。こんな中でスーパーの外にある証明写真機で撮るのは、変な顔に写る可能性大である。

街中の昔ながらの写真館に行ってみた。よい口コミもあったから。

私よりも一回りは年上と見受けられる男性がにこやかに対応してくれた。

昭和を感じさせるような背景セットを横目に、マスクでよく聞こえないけどカメラマンの店主が優しい声で指示してくれる。

一枚目を撮って、確認。

もう一枚撮ってもらい こちらに決める。

笑わせてもらったわけではないのに、にこやかに撮れた証明写真。

おぉ。

全般的に重力に負けている顔の写りは、年相応で仕方がない。

けど、自分的には いい感じ。

これ、遺影に使えそう♡

 

入院中に知り合った同じ病気の彼女は、葬儀会社の営業さんだった。

彼女から スナップ写真を遺影の写真につかうなら、最低でも顔が親指の第一関節くらいのサイズに写っているモノがいいよ、と教えてもらった。

へぇー、そーなんだー。

 

思いがけずいい感じに撮れた写真がついた運転免許証。出来上がるのが楽しみである。

 

身分証として提示するときに 嫌な気持ちにならないのが嬉しい。

 

ついでに 遺影もゲットかな。