義母に誘われて ヤマ(小さな雑木林) に行きました。
梅の実とジューンベリーの収穫です。
義母は免許を返納したので、ちょっと遠慮がちにヤマに誘ってきます。ほんとは自分の好きな時にヤマに行って、自ら植えたさまざまな木々の実りや草花を見たいだろうなーと心中を察します。
でも、家族みんなのことを考えれば返納はやむをえません。
慣れた手つきで実を採ります。
ジューンベリーは鈴なり。
なのに、手の届く所だけ採ったら もういい と言う義母。
… 。まだまだ 採れますよ⁈
もう いい、大丈夫。
と言うので、少しだけ足してやめました。
… 急に 欲がなくなってしまった義母に 歳をとったなぁと、さみしくなってしまいました。
料理上手で 自然が大好きで 食べ物にもこだわりがあって、欲張りでは無いけれど目の前に手に入る自然の食材があれば 誰かにあげるためにしっかり収穫する方なのに。
暑い日でしたが風があり、小屋に腰掛けて
「気持ちいいねぇ」
と 植っている木々を眺め、成人した孫たちをヤマに連れてきて遊ばせたことなどをしばらくおしゃべりしました。
いつの間にか、みんな歳を重ねてきたんだなぁ、と思いながら ふたりで風に吹かれて しずかに 夏を感じました。
次に来るのは秋でいいわ、きのこを採りに、
と義母。
そんな先だと さみしいから、カブトムシを見にきましょ！ ね⁈
